◇ 借り入れの注意点
事業者金融について|おまとめローン
およそ10年位前に、「目玉売れ」「肝臓売れ」という激しい取立ての様子がテレビのワイドショー番組で報道されて社会問題になりました。
商工ローンは、「事業者向け短期ローン」という言葉に置き換えることができて、大きなくくりで言えば、銀行の短期貸付も商工ローンの一部であるということができます。
事実、経営破たんした永代信用組合などは、1999年頃に年利11%で「商工ローン」という商品を手広く営業していました。
しかし、最近では一般的に商工ローンと呼ばれるのは、事業者向けに金銭を貸し付ける大手貸金業者に限られるようです。
具体的には、業界大手の「SFCG」「ロプロ」準大手の「イッコー」「シンキ」「インター」などで金利は平均18%で、連帯保証人は貸付額300万円ぐらいごとに1名ずつ増えるといったところは、全社ほぼ共通しているようです。
貸付方法は、大きく「手形貸付」と「証書貸付」に別れます。
「手形貸付」を中心にしているのが、イッコーとロプロで、借り手に自社振り出しの手形を切らせて、その手形を担保代わりにして額面金額から利息分を天引きした額を現金で貸付、手形期日がくると手形を銀行に回して回収するというものです。
手形期日に資金が用意できないと、「ジャンプ」といって、利息分だけを支払い手形を新しいものに差し替えることで返済を長期化させてもらうことができます。
「証書貸付」の場合は、手形を振り出す必要はありませんが、代わりに印鑑証明を提出したり、公正証書作成嘱託委任状や根抵当権仮登記設定承諾書などにサインを求められたりします。
高金利、連帯保証人、手形、公正証書、印鑑証明などなどを利用して、商工ローン各社はリスク対策に万全を期しているわけです。